2013年 03月 09日
目的地のないライド |
花粉、黄砂、pm2.5のトリプル攻撃を受けている福岡だが、天気はよい。迷った末、11時ころ自転車で出発。気がつけば無意識のうちに旧日田街道方面に向かっていたが、いつも秋月や藤井養蜂場ではあまりにも芸がないので、途中で、とりあえず、南に向かって走ってみることにした。知らない場所を走ってみるのもたまには良い。強い南の向かい風だったが、これは逆に帰りが楽かもという計算も頭をかすめた。
まだ梅もがんばっている春景色。
強い向かい風に逆らって、筑後平野をまっすぐに南下する一本道をひたすら走る。正面には耳納山系が見えるはずなのだが、かすんでほとんど見えない。すでに1時を回り、もう昼食のことしか考えられなくなったが、ごらんのとおり、何のお店もなさそう。
南に向かえば、とにかく筑後川にぶち当たり、そこを越えれば久留米と大分を結ぶ久大本線にあたるはずと読んで、とにかくどこかの駅に着くことを目指す。筑後川も越え、善導寺駅を指示する看板を見る。どうやら私は善導寺町というところにいるらしい。駅に着けば、うどん屋くらいあるだろう。
善導寺駅は、まわりになにもない駅だった。
ちょうど大分行きのディーゼル列車が入ってきた。これに乗れば、まだ見ぬ地、神秘の大分に着けるのだと感慨にふけるよりも、空腹が切実。
おそらくこの鉄道に沿ってなにか昔の街道があるはずとさらに南下する。
予想どおり、県道151と表示のある道に当たる。昔の街道筋の面影があるような。道に沿って走ると、各所で町並みを保存する取り組みの様子がある。しかし食べ物屋を見つけるのが先決。
途中で見た食事処なんとかの看板に導かれてわき道にはいると、正面に立派な洋館があった。山辺道文化館とある。玄関脇にカフェの看板が見えたので、寄ってみることにする。
有形文化財の建物らしい。入館料は無料。なかではちょうど椿展が開かれており、各部屋や廊下に所狭しとさまざまな椿の品種が展示されていた。
カフェレストランは2階の広々とした洋室で、すごく落ち着いた雰囲気。ピアノ曲が静かに流れていた。フォーレの「夢のあとで」とか選曲も良い。2時過ぎに、ようやく昼食にありつけた。
久大本線の田主丸駅までつけば、もう迷う心配はない。田主丸駅の駅舎はかっぱをかたどったもの。予想通りそこからの帰り道は、ひたすら追い風で楽チン。
途中迷ったりしたので、久々に100キロ越えかと思ったが、帰宅してサイコンを見ると98.4キロと微妙な数字だった。まあ、100キロ越えることに意味があるわけではないが。走っている間は、知らない場所でちょっとした冒険気分だったが、帰って地図で確認するとなんということもない。しかし県道151号線は思ったとおり日田街道山辺道と呼ばれた旧い街道で、山辺道文化館のある草野町は古い宿場町だとか。たしかにそんな雰囲気を残した素敵な一画だった。またいつかお腹のすいていないときにじっくり散策してみたい。
というわけで花粉、黄砂、pm2.5を全身に浴び、たっぷり吸引して帰宅したわけだが、はたしてその結果は?
南に向かえば、とにかく筑後川にぶち当たり、そこを越えれば久留米と大分を結ぶ久大本線にあたるはずと読んで、とにかくどこかの駅に着くことを目指す。筑後川も越え、善導寺駅を指示する看板を見る。どうやら私は善導寺町というところにいるらしい。駅に着けば、うどん屋くらいあるだろう。
おそらくこの鉄道に沿ってなにか昔の街道があるはずとさらに南下する。
途中迷ったりしたので、久々に100キロ越えかと思ったが、帰宅してサイコンを見ると98.4キロと微妙な数字だった。まあ、100キロ越えることに意味があるわけではないが。走っている間は、知らない場所でちょっとした冒険気分だったが、帰って地図で確認するとなんということもない。しかし県道151号線は思ったとおり日田街道山辺道と呼ばれた旧い街道で、山辺道文化館のある草野町は古い宿場町だとか。たしかにそんな雰囲気を残した素敵な一画だった。またいつかお腹のすいていないときにじっくり散策してみたい。
というわけで花粉、黄砂、pm2.5を全身に浴び、たっぷり吸引して帰宅したわけだが、はたしてその結果は?
by Kalimbo_mwero
| 2013-03-09 21:05
| bicycle
|
Comments(0)